絵本を作ってみたい と思ってても進まない→子供から触発&コピー用紙で作る冊子で進んだ!
こんにちはアロアロウィです。
絵本を描いてみたい!と思ったことありませんか?
絵が得意なママならきっと一度はあるんじゃないでしょうか?
でもいざ、絵本を作るとなると、とんでもない工程が必要になりますよね。
ストーリー構想を練って、絵を描いて、レイアウトして、製本して、、、製本なんかできないからプロに依頼するとコストがすごくかかる!
なんやかんや面倒そう!
で、結局色々考えるだけで時間だけが過ぎていく。。
形にならないまま、子は大きくなり、実現しないまま。。ってこともありえます。
でもね、今回紹介するのは1枚の紙を折って切るだけのもの。
なので、製本した本のようには立派ではありませんが、とにかく簡単に作れます。
それに別に絵が得意じゃなくても、このやり方を知っておけば絵本に限らず、アレンジやアイデア次第ではちょっとした作品集、写真集、にすることも出来て何かと便利。
しかも、これ、実は我が家の次女(6歳)が保育園で習ってきたものなので、年長さんくらいであれば子供自身が簡単に、自分で描いた絵を本にすることが出来るので、一緒に作って楽しむのもアリですね。
とにかく、絵本を作る楽しさを味わうには手軽で凄くオススメのやり方です。
ちなみに私は、これを知って、それまで悶々と進まなかった絵本を描く作業が一気に進んで1ヶ月ほどで9歳の長女へ絵本を一冊作ることが出来ました。
それでわかったのは、簡単に形になる絵本を作るのは凄く楽しい!ということと、子供が主役のオリジナル絵本はやっぱり凄く喜んでくれる!ということ。
また、いきなり本格的に絵本を作るのは難しいのでこういった段階を踏むことで、絵本製作への道筋が出来ていくのだと感じました。
ということでこの記事は、
“綺麗に製本したいというより、手軽に絵本を作る楽しみを味わいたい”
という方向けの記事になります。
絵を描くことを省けばものの5分で出来上がりという、忙しいお母さん必見!
では早速、作り方です。
一枚の紙で超簡単に出来る本の作り方
材料は画材と紙だけ
まずは用意するものですが、基本、画材と用紙とカッターがあれば出来ます!
もし、イラストを描いてスキャンしたものをレイアウトしてプリントをしたいなら、プリンターやレイアウトをするためのアプリやソフトが必要になります。
とりあえずA4サイズのコピー用紙で説明してみます。
作り方 直接紙に絵を描く場合
1 用紙を横半分に折る
2 さらに縦半分に折る
3 さらに縦半分に折る
4 一度開く
5 折れ目の真ん中、←→の範囲だけカッターで切る
6 再度横に折り、切り目部分を←の方に山折する
上から見たらこんな感じです
7 中心を寄せます
8 中心を寄せたものを全て同じ方向に倒して完成
上からみた図
9 絵を描いて完成!
子供に作らせるなら折って絵本の形にした上で、直接紙に絵を描いてもOKです。
8ページ出来るのですが、表紙と裏表紙があるので、実質6ページで完結出来ます。
話が終わらないなら、2冊作って続きにしてもいいですしね。
作り方 原画が大きい場合_レイアウトの仕方
次。
紙に絵を直接描かない場合、原画が大きい場合はちょっと段階が必要になります。
というのが一枚紙を折って最終的に元の紙サイズの、8分の1サイズになるので、原画をそのまま貼るのは出来ません。
なので、下記方法がいいと思います。
■原画を縮小コピーして切って貼り付ける
■原画をスキャンして、一枚の用紙にレイアウトしたものを印刷
■デジタルイラストを描いて、一枚の用紙にレイアウトしたものを印刷
とにかく原画が手描きならスキャンして、レイアウトをする必要がでます。
レイアウトはこのようになります。
8枚のうち、1枚は表紙の絵、もう1枚は裏表紙の絵となり、6コマのイラストで話を完結させるストーリー展開になります。
あとは、レイアウトしたら印刷して、先に紹介したように、真ん中部分にカッターで切り込みを入れるだけです。
6歳児の手描き絵本は右脳的!我が家の次女が実際に作った絵本
ちなみにこの一枚紙絵本(←勝手にそう名付けた)のやり方で作ったうちの次女(6)の作品です。
おつきみうさぎ
むかしだんごがすきなうさぎがいました
うさぎはよるになったらつきみもするし だからおつきみうさぎとよばれました
でもうさぎはそれでいいのです
おしまい。
最後の展開がよくわかりませんが、それも含めてなんともいえない文章が気に入りました。
多分、大好きな せなけいこさんの絵本の影響かと思われます。
鏡文字もそのまま、本当にいい意味での子供ならではの感性が詰まっていて面白いな〜と感じました。
子供の手で紙を折って切って作っているので歪んでいるんですが、一生懸命に作った感があり、それを含めて味わいがあります。
もう一つの作品。
はるがきたよ
ねね。かえるさんくまさんへびさん おきて
おきた ってゆうことは はるがきたんですね
え。でもはるならいいよね。おきても。
おしまい。
最後の文章の え。 ってのもなんだかこの子ならではの書き方だな、と微笑ましくなります。
A4コピー用紙ならどんどん描けるので絵本のレイアウト構想をするのにも最適!
紙に直接描くのなら、紙はなんでもいいのですが(但し長方形が描きやすい)、特にコピー用紙がオススメです。
A4コピー用紙って安いから、間違ってもあまり気にせずどんどん描けるから、その安心感からか不思議とどんどん描けますよ。
折ると手のひらサイズになり、その小さいスペースというのが子供にとってもパッと絵を描きやすい様子。
どんどん描いてあっという間に20作品が出来ました。
コピー用紙だったり、お絵かき帳を破って作ったので大きさもマチマチ。
タイトル読むと興味湧く!
題材が多いこと!
私これでいくつかヒントを貰えました。
例えば下段の うふふのくに というタイトル。このタイトルだけで
どんな話?
って開きたくなりました。内容はあっという間に終わるのでシンプルですが、子供の文章って非常に愛らしくていいんです。
とにかくどれも凄く直感的でシンプルなイラストで、なんだかほのぼのしてきます。
次女のこのたくさんの絵本作品は、
絵本を作るのは難しい、
という私の概念を簡単に取り外してくれました。
絵本を本格的に作りたい、という展望がある場合は、まずはこの一枚紙の絵本でレイアウト下書きみたいな使い方ができます。
絵本はページをめくった時のワクワク感を生かすための描きかたなどがあるのですが、こういったミニサイズで下絵をすると実際、読む側のイメージが湧きやすくなります。
ということで、絵本作りに興味があるけどなんやかんや面倒そうだと感じている人はとりあえずお子さんと一緒にこのやり方でやってみるといいかもしれません。
子供は概念なくどんどん描きますので、色々考えすぎて構想を練り過ぎて進まない大人も触発してくれますし、たくさんのヒントを貰えます。
視点が本当に独特で、子供目線がどういうものか、興味があるものが意外なものだったりして、そのまま子供の絵本を作品に残せますしね。
また、子供もこの絵本を作ると、自然と6〜8コマ完結のストーリーを考える力が身につき、自分が絵本を作ることで、さらに文に対しての興味を持つようになります。
絵本以外にも応用できるよ
また、アイデア次第では絵を描く以外にも、写真集や作品集が出来ます。
例えば子供が学校で作ってきた制作物。
大作であれば大作であるほど捨てにくいですが、とにかく嵩張るんですよね。
でも、その作品を写真に撮って、それをレイアウトして作品集として作っておけば、小さな1冊の作品集となり、子供も自分の作品を大切にしてもらったという印象を残せますし、実際に嵩張らずに思い出として残せます。
写真印刷用のインクジェット用の紙を使えば綺麗に印刷出来ますよ。
とにかくコストをかけずにさくっと出来るこのやり方、私お気に入りになりました。
以上、どなたかの参考になりますように〜。