主役が私!のオリジナル絵本を作ってプレゼント これで自己肯定感UP↑を目指す
こんにちは、アロアロウィです。
この前、次女に触発されて私も絵本を描いてみました。
その時の記事はこちら
内容は長女を主役にしたもので、長女へプレゼントしました。
わたし○○○←長女の名前が入ります。
長女の登校風景。(鍵やら水筒やら忘れ物が多いのでそれを表現)
2人の妹がいて、デスク周りや、学校での制作物をぐちゃぐちゃにされたり、思いっきり喧嘩したりする長女の不安を描き
でも、姉妹がいることの楽しさも描き
得意なことや友達関係、といった長女ならではのことを描き
長女が日々つぶいていることを背表紙になる部分に描きました。
ちなみにこれは絵本を広げたところ(レイアウト)したものです。
今回は小学2年生の長女の日常を絵本にしました。
これが結構喜んでくれまして。
これを作るにあたって感じたのは、イラストの持つ力です。
その子自身のキャラも際立たせることが出来、欠点もイラストで表現すると嫌味にならず、自然とありのままの自分を受け入れやすくなります。
言い方を変えると、自己肯定感UPにつながるツールになる!ということです。
絵を描くのが好きなママ、パパは絶対にお子さんを主役にして絵本を描いてみることをオススメします。
自己肯定感UPのツールにしよう! オリジナル絵本の作る時に意識しておくこと
どういうことか、説明する前にちょっと質問。
あなたは親の役目ってなんだと思いますか?
子供を養う、育てること
教養を身につけさせること
社会に出て自立させること
国民の義務、税金を払える大人に育てること
どれも重要で、言い出せばきりがなく出てきます。
私は、現在3人の子供を育児中ですが、日々育児をして強く感じるのは
自己肯定感を育ててあげること
が重要な役目のひとつだということです。
社会に出て立派な生活をおくるようにするにも、自立するにも、全てに対して自己肯定感が低いか高いかで、その子の人生に大きく影響するからです。
どんな困難があっても自己肯定感がしっかり育っていればそれを乗り越える精神力も備わるし、他人に対しても自分に対しても全てを受け入れる器ができて優しくなれます。
社会に出て重要な人間関係がスムーズにいくだけで人生楽に過ごせるもんだと常々思っています。
なので、繰り返しになりますが、私にとって自己肯定感をいかに育ててあげるか、ここに重きをおいて子育てしています。
なので、その子その子の長所、短所、ありのままを認めてあげるということを意識して接するようにしています。
自己肯定感は大人になってから高めることはほぼ難しい(巷では色んなやり方があるようですが一筋縄では行かないと思っています)と思うので、我が子には楽しい人生を歩んでもらいたいから、子供のうちに自己肯定感を育ててあげたいのです。
その1つにもなるのが、今回の子供自身が主役になれるオリジナル絵本を作ってあげるということだと感じました。
ではやっと本題。
自己肯定感をUPさせるオリジナル絵本を作る、描くにはのセオリーを私なりに考えたのでまとめて順を追って説明しますね。
子供のキャラクターをきちんと見直す
その子自身が主役になるストーリーを考える前に、まず、その子自身のキャラクターを知っておく必要があります。
絵本を描く上での基本中の基本です。
といっても子供と生活を蜜にしていれば、母親、父親は自然と自分の子供のキャラクターは把握していますよね。
でも絵本に描くことを意識して改めて自分の子のキャラ設定をするとまた新たな発見も出ると思います。
あまり本人のキャラクターとかけ離れたような描き方をするより、
あ、これ、私っぽい!
と感じさせるのがポイントだと思います。
キャラ設定がしっかりしていれば奇想天外なストーリーでも、日常のあるあるネタでも
私の話だー って感じてくれます。
欠点をわざと描くこと、また、本人の日々のつぶやきを聞き逃さない!
次。
ストーリー展開に関しては、例えば
- 本人の好きな物や興味のあるものを題材にする
- 本人の生活に密接したものを題材にする
- 本人の日常を入れ込む
こんなことを意識してストーリー展開してあげると、ああ、お母さんは私のことを分かってくれている
という安心感につながり、それこそが自己肯定感を育てることになります。
また、その子自身の性格で、長所は勿論のことですが、欠点や不満、不安を絵本の中でうまく表現することも意識するといいと思います。
今回私が作成した長女の絵本のパターンで言うと、欠点は忘れ物が多い、というところです。
この日常の一コマを表紙にして、おっとりゆっくりした超マイペースな長女の感じと、忘れ物が多いという欠点。これを絵で表現しました。
もちろん絵が描けないなら絵本ではなくても写真を使ってコラージュしてもいいと思います。
とにかく、その子を主役に、を忘れずにその子らしさを表現して作ってあげることで、欠点を含め、ありのままの自分を受け止めることが出来るようになり、これが結果として
自己肯定感を育てることになるのです。
クオリティがどうであれ、こういったポイントがきちんとしていれば絶対に喜んでくれます。
長女はこの絵本を読んで
ってウケていました。
※長女は幼少期の体験から、自己肯定感が低かったので、私や夫から何か欠点を言われると(オブラートに包んでも)いちいち落ち込んでいました。
くわしい記事はこちら
最近では笑い飛ばせるようになるほどになり親目線からして、肩の力を抜いて学校生活を楽しんでいるのがわかります。
学校でも周りの友達から嫌なことをされたりしても、言い返せるようになっています。
そうなると、不思議と周りの友達も対等に接するようになったようで、
と。相手が変わったんではなくって自分自身が変わったから相手もそういう対応になったんでしょうが、いじめられることがなくなり私と夫は一安心。
また、子供が普段口にしているようなことを描いてあげるのもいいです。
我が家の長女の口癖は、
舞台に立って踊ってみたい
です。
去年の冬から始めたバレエ教室のことなのですが、そのつぶやきを絵にして絵本の背表紙にしました。
こういう具合に、絵本を書こうと思うと、その子をまず見つめ直す機会になるのでオススメです。
絵が苦手なら、まずは作文だけでも作っておいて、写真を使ってコラージュすることだってアリかと思います。
きっかけは「孫のために、絵本を作りたい」というご依頼
最後に、なぜオリジナル絵本を描いてみようと思ったのか、というきっかけです。
私はイラストレーターなので色々なご依頼を受けてきましたが、そのひとつが絵本の絵を描いて欲しいという依頼でした。
依頼主は、実は身近な知り合い。読書が好きで詩を書くのが好き、という女性です。
孫が主人公にした物語を書いたので、それを絵本にしてプレゼントしたい、という形でのオーダーで、
素敵なプレゼントだなーと感激したのを覚えています。
お孫さんは2人姉妹なので、それぞれにプレゼントしたい、ということで、2冊それぞれ描きました。
描く時に注意したのは、その子自身のお気に入りや、特徴のあるものを描き込むということ。
一冊だけ了承を得たので、中身を紹介しながら解説します。
お父さんに買ってもらったラジコン、お気に入りリュックを描きました。
お気に入りの服ばかり着る子で、特にGパンやパンツばかり、お気に入りストローハットも描きました。
ストーリーの中におばあちゃんとあったので、事実上の人物、勿論この作者の女性を描きました。いつもニコニコしていて優しい方です。
最後の結婚式のくだりでは、来賓は全て親戚の方々。写真を拝見して描きました。
こんな具合に
本人のお気に入りのものや日常触れ合っている人を絵本に描いてあると、オリジナル感が強くなって、
私の絵本だ
と感じてもらえるし、それこそが自己肯定感に自然につながると思っています。
これをプレゼントした時、2人の姉妹はすごく喜んでくれました。
で、今では立派なお姉さんに育って中学生。
長女は、
「人を喜ばせるのが大好き」
って小学生の頃に言っていた印象が強く、まさに人の面倒や、人が大好き。
今ではまだ受験生でもないのに、進学校を目指して自らの希望で塾に通っています。
次女は遊びが大好きなアイデアマン。私がみる印象ではこんな感じですが、この子のお父さん曰く
「友人を作るのがすごく上手。」
ということです。
ちょくちょく会うのですが我が家の三姉妹もたくさん遊んでくれるし思いやりがあってすごく優しいんです。
それ以来、我が子が生まれたら
絶対にオリジナル絵本を作ってあげよう!
という構想が出来上がったのでした。
ただ、いざ実際自分の子供に絵本を描いてプレゼントっていうと日々の忙しさの中で、優先順位が低くなってしまう現状。
そんなある日、我が家の次女の簡易絵本制作に触発されたというわけでした。
その時の記事はこちら
子供はあれこれ考えずに思いつき、ひらめき感覚で絵にするのでさくさく描くんですよね。
あれやこれや考えるより、とにかく日常の一コマを切り取ってそのままを絵本にしようと思い立って描きました。
そして一枚紙にレイアウトして簡易絵本にしました。
すぐに形にすること、これってすごーく重要なことだな、と実感しているところです。
次なる構想はこの簡易絵本が溜ったら、きちんと製本にするつもり。
そして長女が巣立つ頃、嫁入り道具のひとつとしての思い出BOXに詰めてあげるつもりです。
もちろん、次女、三女にも毎年簡易絵本を描き、プレゼントして、最終的には一冊の絵本に製本してプレゼントします。
とにかく工作をする延長という感じで、ささ、と絵本の形になるので、達成感もあり、直感的な絵本が描けるので初心者にはぴったりです。
次は赤ちゃんの頃からの生い立ちも描こう!こんな次なる展開も出てきているところです。
あ〜忙しい!
次は製本をするならどこがいいか、といったことを記事にしたいと思っています。
では読んでくださりありがとうございました。どなたかの参考になれば嬉しいとともに、他にもアイデアやオススメがあれば是非教えてくださいね〜〜!