「think patternのソーイングBOOK」のA3ジャケットを作りました
「think patternのソーイングBOOK」のA3ジャケットを作りました
前回、前々回に引き続き「think patternのソーイングBOOK」よりA3ジャケットを作りました。
色々思ったこと、気づきなどありますので覚書として生地に、いや記事にしておきます。
これから作る方の参考になれば嬉しいです。
【着画】大柄チェックの柄合わせに初挑戦したものの
実は、何と無謀な大柄チェック生地に挑戦して失敗しております。
158cm 肩幅がっちりストレート体型 がMサイズを着ています。
まずは正面から
誰ですか?寅さんのジャケットっぽいとか言ってるの
見事にチェック柄の横線のずれがあ〜る〜 汗
前見頃部分がだいぶ失敗ですわ
ははは、笑うしかない。
この型紙、前見頃を上下に切り分けて使うのでただでさえ大変な柄合わせがさらに面倒でした。
じゃなんで大柄チェックをこの型紙で作ろうと思ったんだい?
ちょっと前の自分に聞きたい。
多分同じ型紙でベストが上手く出来たので調子に乗ってたんでしょう。
しかも今回使った生地は厚みのあるウール生地なので余計にむずかったんですよね。
生地を型紙通りに裁断するまではかなり慎重に柄合わせしたんですよ、
でもね、
途中左右前見頃の下部分を反対につけてしまい縫い終わった後に間違ったことに気づきました。
柄合わせいい感じに縫えた〜〜〜!
と機嫌よく安堵したのも束の間、間違いに気づいた瞬間は固まりましたよ。
現実を受け入れるのに数秒かかりましたがこの瞬間からある意味開き直ったような。
しかも前合わせは左を上にしないといけないのに右上にしてしまっておりますwww
これは右前見頃より左前見頃の方が柄合わせが半端なく失敗しちまったからそれを隠すための苦策です。
お洋服の前合わせと言うのは基本的には男性は右前(左身頃が上) 女性は左前(右身頃が上)です。 しかし、最近は男女兼用のお洋服も多いことから、右前のお洋服も多いです
らしいし〜〜〜!
と開き直る。
とりま、こんな感じで柄合わせは失敗でしたが袖の長さ、見頃のサイズ感に関しては丁度良いサイズだと感じました。
着画どんどん行ってみましょう。
横から
反対側
この辺は柄合わせOKな感じですヨネ?
後ろ見頃の型紙は本当は左右2枚に切って後ろ中心を縫い合わせるのですが今回は柄合わせが面倒なので後ろ中心を切らずにそのまま1枚布で作りました。
後ろスリットが入るわけでもないし今回の生地の厚みからしてこのやり方で問題ないと思う。
シルエットも影響出てないと思う。
ボタンを留めないとこんな感じです。
前をあけると柄が気にならない
…ような気がする ?
【アレンジ箇所】裏地つけと端折った工程
裏地つけ
アレンジ箇所としては裏地をつけました。
裏地つけるのは今回で3回目で完全独学です。
1回裏地付きワンピを縫い上げてからなんとなく解った気分になって調子に乗ったらしい(またか)
2回目は裏地つきパンツを縫ったんですがまだ記事にしていません
今回何故裏地をつけたかというと
去年からジャケットコートが欲しいなと思っていて。
今年こそはジャケットとしてもコートとしても使える上着が欲しい!
でも値段とデザインが好みのものがなかなかなくて。
理想としてはラルフローレンのコンサバなジャケットが欲しいんですよ。
こんなのね
でもお高いし〜〜。
ジャケットを独学洋裁で作るなんで夢のまた夢。
そしたらthink patternさんの洋裁本が出て。
そこに7年ほど前に購入していたラルフローレンの生地があって。
ちなみに今回使った生地はヤフオクで高級ブランド生地を取り扱っている業者さんから購入したものです。
■ラルフローレン使用生地
■生地サイズ147cm×270cm
■素材 ウール78% ナイロン10% アルパカ10% ポリウレタン2%
ラルフローレンで使われていた生地なら間違いなさそうだし中厚で柄も綺麗。
生地の厚みこんな感じです。
質感も良さそうだと¥6,000で落札していたもの。
元々コートを作ろうと思いつつ子育て真っ最中でなかなか取り組めないままあっという間に今に至って。
そんな折think patternさんの今回のジャケットならノーカラーだしポケットも簡単だし作れるんじゃないの?
裏地は見返しにくっつく形にすりゃ良さそうだ
というある意味無謀で安易な流れでした。
裏地部分は型紙を合わせて適当に裏地を縫いました。
かなり適当ですがなんとかなりました。
袖の長さ調整が難しく最終的にいせ部分をちょっとだけとって手縫いで縫い付けていきました。
端折った部分
端折った、要は工程を省いた部分は12袖をつけるの工程にある、裄綿(ゆきわた)の部分です。
しわになりにくくボリュームを出せてシルエットも綺麗にするためらしい。
今回中厚のウール生地なので、ボリュームが出そうなので端折りました。
結果としては生地がしっかりしているから今のところは袖山も綺麗に丸みが出ているので省いて良かったのかなと思っています。
薄手の生地であれば絶対につけた方がいいやつだね。
あとは先に書いた後ろ見頃の部分を端折っています。
裁たずに直線で繋げて後ろ見頃を作っています。
そうそう、生地が厚く印つけがしにくいのでボタンホールを解く時の目安が分からなくなってしまったのがちょっとしたハプニングでした
こんな感じでマステを貼って解きました。
粗目ミシンの部分を解けていたらいいんですがそうじゃなかったらと思うと怖いけどもここまできたら解くしかない。
結果としては縫い目が荒いところをじーっと探して解きましたので見頃と見返し部分で若干ずれがありましたがホールの周囲にステッチをかけることでなんとか収まりました。
最後は楽しいボタン合わせ♪
ボタンは断捨離するたびに部品をストックしてるからたっぷりあるわ〜〜。
選び放題よ
かかった時間と費用
大体1日2時間くらいで進めて1週間ほどかかりました。
生地代
- ウール生地 4000円くらい
- 裏地 300円くらい
(生地の残りは大人用タイトスカートもしくは子供サイズの冬用パンツくらいは作れそうなくらい残っています)
冬はストールとか巻けば色々と難隠しになるんじゃないかな。
撮影したら汗だくになった〜〜。
さて、冬の寒さにはどこまでいけるのか
車移動の時ならこのジャケットコートでもいけるならいいな。
ということで、大柄生地の柄合わせには要注意なこの型紙。
なんだかんだありましたが結果としては袖のサイズ感、見頃のサイズ感、シルエットどれも大変気に入っております。
娘の盗撮でしゃがんだ時のシルエットもわかるw
アーム部分がゆったりしていて肩幅広い私でも動きやすいですしね。
冬ものコーデが新鮮になりそうです。
多分コートを縫うにはハードル高い!
と思う私のような中級者であれば比較的気軽に楽しむことが出来るジャケットの型紙でおすすめです。
裏地なしなら尚更ね
では最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!
<追記>
つい先日図書館で見つけたこの本。
今回の場合はこちらの型紙でも良かったのかもっ
ノーカラージャケット裏地付きが載ってるやんけ
はよ気づけよ、過去の自分っ
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